トロント最高の医師が教える
『世界最新の太らないカラダ』
医学博士ジェイソン・ファン 著
多賀谷 正子 訳
サンマーク出版
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肥満の根本原因とは?
痩せないダイエットほど「お手軽感」を強調する
これまで、痩せない原因は大体、
・摂取カロリーが体内で燃やされるエネルギーよりも上回ると体重が増える。
・たくさん食べてあまり運動しないと体重が増える。
・遺伝
と言われてきた。
確かに太る原因の70%は血統にあることがわかってきているが、
30%は自分でコントロールできる。
だが一般的によく言われる、カロリーの摂りすぎや、運動不足は痩せない根本的な理由ではない。
体重の増加は、主に血中の「インスリン」というホルモンの濃度が高くなる事によってホルモンのバランスが崩れることにある。
カロリーと運動
ダイエット用語としてカロリーという言葉はこれまで一番重要視されてきた。
カロリーとは本来「エネルギーの単位」で「食品を燃焼させるとき熱量の値」である。
例えば、体への作用として、
オリーブ油100kcal🟰砂糖100kcalとはならない。
砂糖は血中のグルコース(ブドウ糖)の濃度を高め、膵臓にインスリンの分泌を促すが、
オリーブ油は小腸から吸収されて肝臓に運ばれても、血中のグルコースやインスリンが増えることはない。
オリーブ油と砂糖は全く異なる代謝やホルモン反応を引き起こす。
摂取カロリーの増加も脂質の増加も肥満の原因ではない
人間の体には体重をコントロールするためのシステムがいくつもある。
摂取カロリーを急激に減らすと、体はエネルギーの収支のバランスを取ろうとして、
消費カロリーを急激に減らすだけで、体重の減少には直接つながらないことがわかっている。
また運動と肥満の間にもなんら関連が見られない。
人間の総エネルギー消費量の大部分を占めるのは、*基礎代謝量だ。
*基礎代謝・・・呼吸、体温の維持、心臓の拍動の維持、脳機能、肝臓機能、腎臓機能など、体の機能を維持する働き。
運動をして消費できるのはせいぜい5%で基礎代謝が95%を占める。
そしてこの基礎代謝は一定ではなく、
摂取カロリーが減ると基礎代謝量も減り、摂取カロリーが増えれば基礎代謝量も増える。
食べた以上に動けば痩せそうに思えるけど、運動に体重を落とす効果はない。
関連付けて考えない。
ホルモンの働き
人間には元来備わっている特性が2つある。
・恒常性の維持(ホメオスタシス)
・変化への適応力
この2つの働きは大変優秀で、
今急激に摂取カロリーが減ると…
①エネルギーの総消費量を大幅に減少させる
②空腹感を刺激するホルモン信号が出される
こうやって、体は失った体重を取り戻そうと脳に訴え始める。
人間にはいくつかの満腹ホルモンがあって食べ過ぎを防ぐことができる。
だがカロリーを抑えるとこの満腹ホルモンが出にくくなる。
⬇︎
食欲が増す
⬇︎
食べ物のことばかり考える
これは個人の思考ではなく「ホルモンの働きによる反応」である。
まとめ
・摂取カロリー増は肥満の根本原因ではない
・運動は体重の減少に効果はない
・空腹感も満腹感もホルモンの反応によって起こる。個人の意志とは関係ない。
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どうでしたか?
人間が生きるために備わったいる機能によって、体重もコントロールされているだなんて!
ダイエットできないのは意志の弱さではなかったんだ。
簡単に体重を変化させないシステムについて知らなかっただけだ。
自己嫌悪に陥る必要はない!
次回は、このコントロールされている体重の設定値について勉強します。
お楽しみに♪
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