練習後記

▪️北欧のおもちゃ『スフィアボール』が教えてくれた球体の意識

球体の意識

私は昨年筋トレやストレッチを行いながら、
倒立の練習をしていました。
ゆくゆくは華麗なアクロバットをキメたい私の第一関門です。

なんとなくはできるのですが、
しっかりコントロールして、バリエーションまでつなげたい。
まずは安定して手に乗る。
沢山のトライ&エラーがある中で、
ある1つの正解に辿り着きました。

球体の意識です。 字にすると怖いね。

総体多面体 スフィアボールと出会う


私がジャイロキネシスのトレーナー養成コースに参加していた時、
先生が何気なく見せてくれた、
スフィアボール*という北欧のおもちゃがありました。
大きさが変わるボールで、動きの様子から呼吸ボールとも呼ばれています。
 


このボールはジャイロキネシスにおける筋膜ファシア(筋膜同士、または別の動きをする組織を繋ぐ膜)の動きの説明の時に、
「まぁ、こんなイメージよ」と一瞬手にしただけでしたが、
私はそれが気になってしまって、
結局それから2年くらい経ってから、ネットで探して買いました。

その後、私はインサイドフローという音楽のリズムに合わせてポーズをとるヨガに出会い、
カウント通りに安定してフローしていく難しさを実感し、
その時に思い出したのが、このスフィアボールでした。
フローの練習をする時に自分がこのボールの中にいると想像をして、
この球体を維持するために、全方向に均等に広がる意識を持ったらどうなるかと試してみると、
安定したフローができることがわかりました。

全方向に均等に広がるというのが鍵でした。

球体のイメージトレーニング


想像で意識を全方向に均等に広げる
肉体レベルで考えるとどうなるでしょうか。

まず、全身にあるものと言えば、毛穴
全毛穴で呼吸をするイメージ。

または自分が風船で空気を入れられて、
全方向にパンパンに膨らむイメージ。

手先足先からビームが出て、
遥か彼方まで伸び続けるイメージ。(怖)

想像力頼りになりますが、
私はこういうのは割と得意ですd( ̄  ̄)

面白いのは、
想像するとそうなるということです。

なんか自己啓発的な表現になってしまうけど、
想像する力がフィジカルに与える影響力は大きいと言えます。
(感覚的な世界観ではあるけれど、
これを実現可能な表現に持っていけたらと、日々考えています。)

球体のイメージが倒立に与える影響力

そしてフローがうまくなると同時に、
倒立にも変化が現れます。

倒立は全体重を手のひらで支えるため、
かなり繊細な意識を持って行わないと安定させることができません。

なぜできないのか?
腕の筋力が足りない?
腹筋が足りない?

それらはあまり関係ありませんでした。

球体の意識、イメージを持ったことから、
私の倒立はだいぶ変わりました。
なぜか重力が減り時には浮くんじゃないかと思うくらい、
天井方向に伸びようとする現象
が起き始めたのです。
無重力は実現可能だと確信しました。

体重が重いせいで、手にかかる負担が大きいのではないかと、
うっすら思っていたけれど、
あまり関係ないことが、実証できたように思います。
(私、まだ結構重いから〜)

全身を覆う膜→ファシア


全方向に広がるイメージ。夢の無重力。
実際、肉体に連続的に広がるものは何か。
全身を覆う膜→ファシア
ファシアの張力か。。。と当たりがつきました。

鍛えるべきは筋肉ではなく、
ファシア?

勉強する必要がありそうです。
また勉強ノートを作らなければ。

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ここまでお読み頂き、ありがとうございます。


スフィアボール*
スフィアボールは、オリンピックの表彰式会場や国際エキスポなどでデザインを手掛ける
ChuckHoberman氏が生み出した「総体多面体」と 呼ばれる、
革新的で創造的なデザインの玩具です。
立方体と八面体を組み合わせたその独特な形と、
一瞬にして縮んだり、伸びたりする革新的な構造が人の目を引きつけます。
(出典:ラングスジャパンHPより)

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